リアルタイム: 革命◇シンデレラ - スポンサー広告革命◇シンデレラ

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革命◇シンデレラ

告白
↓↓
ヴァレリーはルイ王子にすべてを告白した

ガルムの事は勿論の事、自国、アルバンタ王国には、双子の妹を残している事。
そのテレジアが置かれている現在の状況。
そして国の情勢は傾いていて、できればこの国の傘下になるべくことを考えていた事。

でもその前にどうしても、この国を納める者をこの目で見て確かめたかった事。

ヴァレリーの話を聞きながら、時々ふとおかしな行動をとる理由、庶民的な食器の使い方も分からないのも、その食べ方も、話をきけば聞くほどに納得してしまう。ヴァレリーの口から、あらゆる真実を聞き出したルイ王子は、なぜか自分でも驚く程に冷静だった。
それは、多分、最初あったあの時から、ヴァレリーから隠しきれない部分を、本能的に察していたのかもしれなかった。

ヴァレリーからの話を、ルイ王子は最後まで、聞いていた。



最後まで自分の口で話せた事は嬉しかったけれど、ルイ王子の態度は相変わらずで、怒っているのか、いないのか、それさえもヴァレリーにはわからなかった。
話終わると、ヴァレリーはバモフトに連れられて、あるひとつの部屋の前に居た。けれどその表情は浮かない。


「こちらへどうぞ」
バモフトはヴァレリーに深くおじぎをすると、ゆっくりと部屋のドアをあける。
すぐにヴァレリーの視界の中に、まばゆくほどのきらびやかな光景がひろがった。

ドレス、ネックレス、指輪に、イアリングにブレスレット。
そのどれもがゴージャスであり、ヴァレリーの瞳を釘付けにしてしまう。

「あのっ・・・・・・これは」
後ろに立つバモフトに声をかけようと思ったけれど、そこにはもう居ない。
引き寄せられるようにヴァレリーは部屋のなかへと入ると、そのドレスをひとつ、ひとつと手にとってみる。
王女としてドレスを見慣れいないわけじゃないけれど、この部屋にあるドレスはどれもこれも素敵で輝いたものだった。
この国の王女で彼女達のもののどれよりも・・・・・・。

小さな小箱の中には、丁寧にイアリングや指輪がおいてある。思わず手にとってみては、つけてみる。
それはヴァレリーの中に女心をくすぐるには十分だった。

そんなヴァレリーの後ろに気配を感じ振り返る。
「ルイ王子」
ヴァレリーの声に返答はしなかったけれど、ルイ王子はドレスのひとつを手にとると、ヴァレリーの体にと重ねてみる。
そして、それをまた戻しては次の服を手にとってみる、それはドレスだけにおさまらずヴァレリーの手をとると、指輪をつけてみたり、ブレスレットをくぐらせてみたり・・・・・・。

「あの・・・・・・どうして」
戸惑いながらも、聞いてしまう。
怒っている、呆れている、嫌われたと、ほんのさっきまで思っていたのに・・・・・・。


「お前は王女なんだろう?」
ルイ王子からの思わぬセリフに、ヴァレリーは瞬きをするだけ。


再び、ルイ王子は、数あるきらびやかなドレスをとってはヴァレリに重ねていく。
ミニドレス、ロングドレスに、赤や、黄色に、緑、白の・・・・・・。
「じ、自分で選びます!」
このままでは、更衣室まで入ってきそうだと危機感を覚えたヴァレリーはルイ王子の手からドレスをとりあげた。
「着替えますから・・・・・・外で待っていてくださいませんか?」

ヴァレリーの言葉に、ルイ王子は笑う。それがあまりにも皮肉で憎たらしく、ヴァレリーはドレスを胸に抱え込んだまま天井を仰いだ。

ドアをゆっくりと開けたヴァレリーは、そこに待っているであろうルイ王子の姿をきょろきょろと探してみた。
(どこかにいってしまったのかしら?)
部屋を抜け出しながらもヴァレリーはルイ王子の姿を探してみる。

ドレスを着たのは、なんだか久しぶりの様な気がしてならない。
それに、今までのどのドレスよりも美しかった。
ヴァレリーの体の曲線にあう、グリーン色のドレスに、小さなイヤリング、控えめなネックレス。
部屋の鏡を見た途端、ヴァレリーの中の女としての意識が急に芽生えてくるのがわかって少し恥ずかしくもなった反面、なぜかルイ王子に見てもらいたいと思う自分がいた。

ヴァレリーは、そっと城の中を歩く。
もしかしたらまたルマノにあってしまうかもしれないと言う思いもあって、きょろきょろとその視線は動いていた。



アルバンタ城に崩落があったと知らせた直後、空は雨雲に覆われていた。
小ぶりな雨は、あっという間に大雨にと変わる。
窓ガラスに雨音が打ち付けられる音を聞きながら、ミゲル達は城の中の客室へといた。
「ミゲル様、これをどうぞ」

突然に降ってきた雨に打たれたのは二人同じなのに、テレジアの手は濡れながらも、ミゲルに大きめなタオルを差し出していた。
そんなテレジアの髪に、渡されたばかりのそれをかぶせる。
「まずは、あなたを」
ミゲルのなにげない優しさに触れたテレジアは、ほんのりと頬をそめながらもその言葉に従うようにしたようだった。

今の段階では、道がいつごろ復興するのか全く分からない状況だった。
ミゲルが、雨音を聞きながら、窓の外を見ていると、背中にテレジアの声がかかった。

「もし、お嫌ではなかったら、道が開通するまで、お泊り頂けないでしょうか?」

確かにテレジアの事を守りたいと思っていたけれど、この城に寝泊りする気はなかった。
この街を調べる意味をふくめて、どこか宿を借りるつもりだったミゲルだけれど、テレジアをみていると、なぜか城に滞在する気になった。

「お言葉に甘えてもかまいませんか?」
ミゲルの返答に、テレジアは嬉しそうに頷いた。





・・・・To Be Continued・・・・・


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  •   17, 2015 17:02
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