リアルタイム: 革命◇シンデレラ - スポンサー広告未分類

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革命◇シンデレラ

騎士 ミゲル
↓↓

ガルムが小切手を手にもって城から出て行った後、ルイ王子はさっそく次の準備をしていたけれど、ここでようやく、アルバンタ王国の崩落の知らせが届くことなった。
ミゲルの身の心配をしたけれど、どうやらけが人はでていない事を聞いて安心すると、すぐにその場所に腕のたつ男を向かわせるように手配した。

道が復興するには、まだ何日かかかるのは決定的である。
不幸中の幸いで、アルバンタ王国にはミゲルがいる。それだけでルイ王子は安心することができた。

ヴァレリーが城にと戻ってくると、ルイ王子は、現在の状況を説明した。
ヴァレリーは崩落が起こったと聞いてショックをうけていたけれど、その後の状況や、ミゲルの事を話すとほっと胸をなでおろしていた。
とにもかくにも、今ここで焦っても仕方がないのは分かった。

すべてを説明した上で、ルイ王子は、ヴァレリーに一枚の紙を渡した。なんだろうと思ってみたヴァレリーの瞳は、信じられないとルイ王子を見上げた。
「これは・・・・・・」
それはまごうことなき、ガルム・リットン、そしてヴァレリーとの婚約破棄証書。
そこには、確かにガルム本人のサインが書かれていた。
「一身上の都合だそうだ」
そんな台詞、あの男からどう転んでもでてくるはずがない。けれどサインを目の前にしたヴァレリーは信じれないけれど、信じてしまう。
嬉しくて、でもまだ信じれなくて、きっと今瞳をとじたら、涙がこぼれてしまう。
「どうした? もう泣かないんじゃなかったのか?」
ルイ王子はいじわるな皮肉をいうけれど、その言葉はヴァレリーに優しかった。
思いがあふれてしまいそうになる、ヴァレリーは必死に首をふった。
「泣きませんっ」
それでも出ようとする涙に、顔をさげる。
一体、どんな魔法をつかったのだろう? 世界がひっくり帰ったって、あの男がサインするわけがない。
でも、確かにヴァレリーの手のなかにあるのは、確かに、解放を同するものだった。

「なんて・・・・・・お礼を言ったらいいの?」
きっと、一生かかっても返しきれない。
「なにも。あの男の一身上の都合だからな」

そう言ったルイ王子は、ヴァレリーにもう一枚の紙を渡した。
それはアルバンタ王国への支援の約束、そして傘下決定書。

必死にこらえる嗚咽を、小さな掌はだすまいと隠す。
けれど、ルイ王子の手は、こんな時くらいかまわないんじゃないかと、その震える体を抱きしめた。
腕の中のヴァレリーの手は、その温もりに、今だけ・・・・・・そうくしゃりと掴んだ。



テレジアが、ミゲルに夕食の時間を一緒にと誘うために部屋に訪れたけれどその姿はなく、城の中を見て回ると、集まる人だかりの中に、ミゲルの姿を見つけた。

それはアルバンタ王国の若い騎士達の訓練場。

国の衰退化で、なかなか指導者さえもいないアルバンタ王国の騎士は、成長の仕方をしらない。
訓練場なんて、テレジアはみた事もなく、その隅の影でそっと様子を伺った。
すると剣を構えたミゲル、そして若い騎士が、向かえにたつと、双方が頭をさげた。

「構え!」
瞬間、その場の空気が変わる。
先に切り込んだのは若い騎士だけれど、ミゲルはそれを意図も簡単に避けてしまう。あまりの軽い身のこなしに、テレジアはミゲルから目が離せない。若い騎士が打ち込むけれど、幾度となくミゲルはそれを軽やかに避けてしまう。それだけだはなく、その行動にたいして的確な指示をだし、自らも攻撃の手を加える。

剣の立ち振る舞いなんて、詳しい事は分からないテレジアだけれど、今、目の前にある光景がいかにすごい事くらいは分かる。はっきりいって、ミゲルの足元にも及んでいない。それほどスピードが違いすぎていた。

一人では到底太刀打ちできないと踏んだのか、ミゲルの相手は、どんどんと増えていく。
なのに、すればするほどミゲルのスピードは上がっていった。

そして、まもなく参りましたと、降参の声は騎士達にあがった。
ミゲルは絶賛の拍手をあびる。思わずテレジアはその場で手をぎゅっと握りしめていた。
ミゲルの腕を実感した騎士たちは、自分達に、剣の稽古をつけてくれないかと頭を下げる。
ついつい剣がぶつかる音に立ち寄ってしまったミゲルだけれど、それは出来ないと頭を下げると、剣士達から落胆の声がもれた。

「あの・・・・・・っ」

隅っこからのテレジアの小さな声は、いっせいに視線を集めた。
「テレジア様!」
こんな場所に王女がくる事なんてなかった騎士達が驚くのも仕方ない。そんな中、テレジアはゆっくりと集まるその場所へ足を向けた。
「私からも、お願いできないでしょうか?」
ほんの僅かな間でもかまわない。若くして才能ある騎士達に、なんとかチャンスを与えてあげたかった。
テレジアの言葉に賛同するように、騎士達はそろって頭を下げる。
「お願いします!」
思ってもみなかった状況に、ミゲルは困惑してしまう。けれど集まるその真剣な眼差しを見ていると、断る気にはならなかった。

・・・・To Be Continued・・・・・


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  •   22, 2015 10:00
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