リアルタイム: 革命◇シンデレラ - スポンサー広告革命◇シンデレラ

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革命◇シンデレラ

酒場ガールの募集

↓↓

いったいどんなつもりで言ったのか、まったく分からないまま、馬車を降りたヴァレリーはルイ王子と歩いていた。
突然のルイ王子の言葉にヴァレリーはまだ戸惑いを隠せていない。
ここの通りは、街の中でも一番の繁華街。人の賑わいと、大きい建物が並ぶ。


「ルイ・・・・・・」
(王子)
いきなり呼び名を変えろと言われて戸惑うヴァレリーは、ぎこちなくもその背中に声をかける。
どこに連れて行かれるか分からないのはいつもの事。
ぎこちない名前を何度かよびながらもヴァレリーは一軒の店の前にといた。
そこは、その辺りで一番の店構えで、外装から目を見張るものがあった。
ルイ王子について店の中へと入るヴァレリーの前には、きらびやかな宝石がきらきらと輝いた。

どの宝石もヴァレリーを魅了してしまう。
でもこんな場所、いったい何の用があるのだろう。
「ヴァレリー」
はっと気づくと、ヴァレリーは呼ばれていたことに気づく。
するとルイ王子は、ヴァレリーにひとつの髪飾りを髪に重ねた。
「あの・・・・・・」
ヴァレリーは困惑してしまう。まさかこのために来たのではないか? 思うヴァレリーをみるルイ王子の視線は優しい。
「お前の髪は柔らかい」
なんのためらいもなく、ルイ王子はヴァレリーの髪にふれる。
その髪飾りをかさねてみては、ふわりと笑う。そして中から、この店の主人を呼び出した。
主人は、ルイ王子に深く頭を下げる。
「これを頼む」
「かしこまりました」
腰のひくい主人は、ルイ王子から髪飾りを大切そうに受け取った。

この店のどの商品にも値段の札はつけられていない。
その事にたいしてヴァレリーは口にできなかったけれど、とにもかくにも、ルイ王子の選んだ髪飾りは、高価な箱の中にいれられて、ヴァレリーの手の中にと今ある。

なぜいつも、こんな風にしてくれるのだろう。
やってもらう事があまりにも大きすぎて、でもその想いを返したくても何もできないし、しなくていいと言う。
でもそんなの気持ちがおさまさらない。
そんなとき、ヴァレリーの視界にふっと入ったものがあった。

店の掲示板の中央に、ピンで留められている一枚の用紙、そこには酒場ガールの募集と書いていた。
ルイ王子の背中について歩きながらも、ヴァレリーはそこに書かれている文字に視線は向けられている。
酒場ガールがなんだかなんて分からないけれど、募集の意味くらいは分かった。



ルイ王子と二人城に戻ったヴァレリー。その手の中には、一枚の紙が握られている。
この後の予定はないと聞かされたヴァレリーは、あの張り出されていた広告が気になって仕方なかった。
まだ何もお返しができていない自分が、もしかしたら出来るチャンスかもしれない。

思ったヴァレリーは、服を脱ぐと、使用人の服に着替えた。
きっとこの服を着れば、なんだって出来る気がした。

誰にも見つからないように、そっと城から抜け出したヴァレリーは、一人馬車の中に乗っていた。
乗ってしまったあと、なんだか自分は大変な事をおかしてしまった気分になってしまったけれど、その想いを振り払ったのは、ルイ王子への感謝の気持ちだった。

行き先を酒場だと言うと、馬車はそこで停まりヴァレリーをおろした。お礼をすると、ヴァレリーはそっと店の扉をあけた。
店の中はまだ静かで、どうやらまだ開店する時間ではないのだろうか?

「いらっしゃい」
中から出てきたのは、香(こう)の匂いにつつまれた、美女。
ヴァレリーは場違いな場所にきてしまったと瞬間に思ってしまう。
店内は、広く色々な酒のビンが並べられている。テーブルもいくつもあって、天井につらなるのはシャンデリア。
「あ、あの・・・・・・」
どうしたものか、これは帰ったほうがいいかもしれない。
ヴァレリーは早くも後ずさりする。
そんなヴァレリーを見定めするように、美女は角度をかえて、ヴァレリーを観察した。
口紅の赤が、美女を妖艶に思わせる。何もされていないく、視線も怖くないのに、なぜかヴァレリーは獲ってくわれてしまうんじゃないかと体をこわばらせる。

「あなた・・・・・・いいわね」

美女の言葉に、喉元をコクリと鳴らしたヴァレリー。
分からないけれど、自分は気に入られたのだろうか・・・・・・?
美女は、ヴァレリーの手の中にある用紙に気づいた。思わずそれをくしゃくしゃと丸めたヴァレリーを見ると、ふっと笑った。
「ついてらっしゃい」
まだ何も言っていない。
名前さえ名乗っていないのに、美女はヴァレリーに背中を向けた。
感情の中でシグナルがなる。けれどヴァレリーの足は、一歩、踏み出した。


・・・・To Be Continued・・・・・


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  •   07, 2015 08:28
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