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ハッピーエンドの法則 act 2

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

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↓↓↓↓↓↓↓↓ 店の定休日だと言う事で、散歩をしていた
乃亜だったが、うっと口元に手をやったかと思うと、しゃがみこんだ――。

肩を上下させたかと思えば、何度も深呼吸をして、呼吸を整えた。

「これって……もしかしてつわり……?」
朝食の準備をしている時から、何か体の調子がおかしいとは思っていたけれど
まさかこんなにも早く、体調に変化が現れるとは、思っていなかったので、乃亜は素直に驚いていた。

改めて、自分がこれから、こう言う事を、全部一人で乗り越えていくんだと考えると、
正直、めげそうにもなってくる。けれど、負けたくないと言う意地と、早くも芽生えた母性が乃亜を支えていた。

(店と手伝い……どうしよう)
考えると気が重い。働かなければ子供を養えない。けれどそれより何より、まだ母親に何も言っていないのが問題だった。早くに父親と離婚して、今は、再婚相手と幸せにしている母親だが、乃亜を大事に思っている分、ぶつかる時は、派手にやった。
認めてくれないかもしれない。
たった一人の母親だからこそ、認めてほしかった。そして、もっと言うならば支えて欲しかった。
けれどまだ母親に言う勇気がないのも事実であり……。

乃亜は、自販機でお茶を買うと、口の中に流し込んだ。
空を見上げると、気持ちい風が頬を撫でた。
そのまま何気なく、ふっと視線を向けた先に、鉄哉が居た……。


「乃亜っ!」
視線があった瞬間、背を向けた乃亜に、鉄哉の声が響いた。しかし乃亜は立ち止まらなかった。
その乃亜の肩をぐっと掴んだかと思えば、無理やりに、向き合わされた。
鉄哉は先ほどの乃亜よりも激しく肩を上下させている。
けれど乃亜はその掴まれている手を勢いよく振り離すと、また歩き出そうとした。
数歩、歩いた所で、また乃亜は肩を掴まれた。

「ちょっ! 乃亜待てって」
その肩に置かれた手さえも、乃亜は振り払う。そして、鉄哉の方へと、自分から向き合った。
「もうアンタとは、関係ないから」
冷めた瞳で、そう言葉を言い放った。それは、あの日の鉄哉と重なった。
鉄哉は、言葉を失った。その場から、動けなかった。
そんな鉄哉を放ったまま、乃亜は再び歩き出した。しかしまた『つわり』の揺り返しが来たのか、足を止めた。
口元に手をあて、必死にそれを堪えている様だった。しかし、苦しくて、気持ち悪過ぎて、うっすらと涙が浮かんだ。
「大丈夫か?」
そんな乃亜を目の当たりにした鉄哉が、思わず声をかけた。
真っ青になりながらも、乃亜は鉄哉をつっぱねた。
「もう、関係ないでしょ……。てっちゃんには」
「関係ない訳ねーだろ!」
思わず大きくなってしまった声に、鉄哉はしまったと思いつつも、その乃亜を支えている手に力を込めた。
「とりあえず、どこか座る所を探すから」
「――いい。放っておいて」
そう言った乃亜の体を、鉄哉は、引き寄せ様とした。けれど、それを乃亜は、完全に拒否した。
「もう、こういうこと、する様な関係じゃないでしょ?」

そう言った乃亜の声は、震えていた。そしてそれは、鉄哉にも伝わっていた。
「俺は……」
言葉をいいかけた鉄哉の手から、するりと乃亜は抜けると、よろよろとしながらも、鉄哉に背をむけ歩き出した。

そんな乃亜の背中を見たまま、今度こそ鉄哉は動けなかった。
そして初めて、本当にもう遅いんだと、死ぬほど後悔をしはじめていた――。


応援、よろしくお願い致します ^^




……To Be Continued…
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Category: ハッピーエンドの法則
Published on: Sun,  04 2013 01:33
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