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ハッピーエンドの法則 act 6

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓ これが……私の赤ちゃんかぁ……。

そう思う、乃亜の手の中にある、一枚の小さな写真は、お腹の中で、小さくも命を育んでいる。
紛れもない真実の証拠。

「やっと、会えたね」
まだ、目の前に出会えたわけじゃないけれど、この写真に写っている。
それだけで、乃亜には、十分だった。
小さくて、まだ形も分からないけれど、写真を見ているだけで、乃亜は、幸せな気持ちで、心が、いっぱいになった。

「かわいい……」

苦しいつわりだって、この写真をみたら、なんだか吹っ飛んでいきそうだ。

思わず、指でそっと、撫でてみる。
15cm幅ほどの一枚の写真に、うつっているか、見えないかくらいのそれは、確かに、乃亜の赤ちゃんだ。
「ママですよ」

なんて、思わず口からでてきてしまった。
届かないだろうけど、届いているかもしれない。愛おしい、大切な宝物。
ふわりと、乃亜の顔が、母親の顔になった。


「浜崎さん」

そう身近で、自分を呼ぶのは、いまの所、先生だけ。
「椎名先生」
乃亜は、かけていた腰をゆっくりあげた。
そのまま座ってて、そう椎名は、手をさげるそぶりをし、乃亜の隣へと腰かけた。

「かわいいよな」
堅苦しさを、取り外したような台詞は、きっと、さっきまでの医者としての彼ではなく、一人の男として、乃亜の隣にすわっているから。

椎名が言っているのは、乃亜の手の中にある物。
嬉しくて、ふわりと乃亜から笑顔が漏れた。

でも、すぐに乃亜の表情が曇ったことに気づいた。

「どうした?」
椎名の言葉に、乃亜は、ただ何も言わず、首をふった。
理由を話すつもりもなかったし、主治医とはいえ、他人の人間に、話して、いいのか分からなかった。

ただ、さっきの椎名の言葉を、どんなに、鉄哉が言ってくれたらって、思わずにはいられない。
突き放したのは自分なのに、写真をみた途端、思いが溢れてとまらなかった。
隣で、今見たく一緒に見てくれたら、喜んでくれたら……。

柔らかくて、暖かい椎名の掌が、そっと頬に触れたのがわかった。
涙を、拭われて、泣いているんだと分かった。


止まらない……。




ポタポタポタ……ポタポタ……涙が止まらない。






お願いだから、そんな優しく抱きしめないで――――――。



……To Be Continued…

よかったら、応援お願いいたします ^^

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Category: ハッピーエンドの法則
Published on: Sat,  05 2013 22:45
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