リアルタイム: ペティキュアと悪魔 act 6 - スポンサー広告ペティキュアと悪魔

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ペティキュアと悪魔 act 6

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あいつの目の前に居る女は、私じゃない。
言葉を交わしているのも、私じゃない。

なのに視線ばかりが、突き刺さる。

あ……また目があった。もう何度そう思ったか分からない。

失礼なあいつは、この店に入ってきてから、ずっと、彼女じゃなく、私を見ている。

いらっしゃいませ、ありがとうございました。
そんな合間、時折視線がぶつかる。それは、私がみてるからじゃない、あいつが、私を見てるから。




広いフロアの、カウンターから、二つ目の席、そして向かい側、そこにあいつは座っている。
その真横に座っているは、彼が連れてきた、何番目かの彼女。



まるでモデルみたいだ。悠莉はそう思った。
ピタリと体のラインがでるタイトスカートをはきこなして、ショートカットの柔らかいくり色の髪がよく似合ってる。
そんな彼女と、こっちなんか、みないで、黙っておしゃべりしてればいいのに。

隣の彼女の視線。あれって絶対、嫉妬。っていうか、相手間違ってるよ、ほんと。

そんな事を悠莉が考えながら仕事をしていると、珂那汰が席を立ったことに気づいた。悠莉はあわてて、視線をそらせてしまう。

……関わりたくない。

けれどそんな悠莉の前へと珂那汰はやってくると、一枚の紙をさしだした。

(え? 何?)

こんな気に食わない男だけれど、差し出された紙が、一体何の意味をさすのか、気になってしまう。

(しょうたいじょう?)

ハガキサイズのそれは、どうやら今日行われる、何かの招待状であるようだった。
でも……。

「何ですか? これ」
一体、何の意味があって、これを渡したのだろう? それに、そこにはどうやら、隣にいる彼女も来る様子。

「い、いりませんっ」
冗談じゃない。こんな訳も分からない場所。のこのこ着いていくような真似……。
それに、バイトだってあるんだから。
「午後11時からだから」


む、無視ですか?! 一体何様なの?。
この男の、掌の上で、コロコロと転がされている感が、ありすぎる。
面白くない。

「十時半頃に、迎えにくるから」



ぜ、絶対、行かないんだから……っ!



……

時刻にして、pm 10時50分。

今日のシフトは、20分前に終わる予定だったけれど、今日に限って混雑した店のおかげで、悠莉はバイトの延長をしていた。彼女は気づいてないけれど、いつだって、悠莉のバイトの日は、こんな感じだったりする。
それも、男性客率が高い。このお店は24時間営業で、とっくに、引継ぎのバイトも来てたりする。そんな中、悠莉の視線は、店の入り口にと立っている。男の存在が気になっているようだった。

彼がそこに立ったのは、彼女と待ち合わせの時間の10分前。
珂那汰は、店内には入ってこようとせず、その入り口から、悠莉に背中をみせ、さっきから、ずっと立っている。

そのことに、悠莉が気がついたのは、ほんのわずか前。
まさか、あの男が、自分を待つだなんて、彼女は、予想もしてなかった。
絶対こないだろうと思っていたし、来たところで、あの傍若無人ぶりを、押し付けるだろう。そう思っていた。

「中町さん、ごめんなさいね、もうあがっていいわよ」

そんな事を考えている悠莉の背中を、お疲れ様、と先輩アルバイトが軽くたたいた。
どうやら、さきほどから、悠莉を待つ、珂那汰の存在に、気づいているようで。

「彼氏さんにも、謝っといて」

そう彼女は、温かいカフェオレを、二つ、悠莉の手に、持たせた。

「ち、違いますっ! あいつは……っ」

と、全くもって、事実と異なる誤解をうけた悠莉は訂正をしてはみるが、

「いいから、いいから」

と、聞く耳を持たない先輩は、悠莉に背中を見せて、仕事へと戻ってしまった。




大体にして、行く、だなんて、一言も言ってない。
最初から、否定ばかりしてるのに、なぜ、あの男は、突っかかってくるのかが、不思議でたまらない。
彼女がいるのも、関わらず、それも何人も! 

でも、両手にあるのは、自分と、待っていてくれている、あの男の分のカフェオレ。
こんなの捨てちゃえばいい。あの男なんて、無視して、帰っちゃえばいい。

うん。そうする、そう決めた。




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 ^^




……To Be Continued…
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  •   20, 2014 13:00
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