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キャバ嬢の選択 act 25

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓ 刹那に会いたくないの…・・・。
季菜に、そういい残した沙油は、姫嬢の裏口から、逃げるように姿を消していた。




高いヒールなんて歩きなれてるはず。
なのに、何もない所で転んで、足なんかすりむいちゃって。ドレスなんて、ボロボロで……。

俯いた沙油の下には、ポタポタポタポタ、涙の痕が残った。
「笑っちゃう……」

こんなにも簡単に、はまってしまった。
欠片なんて、どこにも落ちていなかった。なのに、何処で拾ってしまったのだろう。
好きになっちゃいけない、そんな予定なんて、微塵もなかったはず。なのに……。

刹那が好きなの

こらえていた本音が、一気に、あの瞬間零れた。

真っ暗で、月の光だけが体を包むこの場所は、まるで、あの夜。

沙油の視界に、見覚えのある、掌が見えた。右手の薬指に、シルバーのリング。
沙油はゆっくりと、その顔をあげた。


沙油の視界に、刹那が映る。その手はゆっくりと、その頬に触れようとした。
「嫌っ!」
触らないで。あんたの顔なんて見たくないっ。
そう拒絶する沙油の体に、もう一度、その手は触れる。
「沙油」
顔なんて、あげられるわけないじゃない。

堪えきれない嗚咽は、その華奢な肩から、その声からと、刹那にと伝わっていく。

……気持ちが伝わっちゃう。
「こっち向けよ」
嫌っ、刹那を、沙油は拒絶する。
「向けって」

嫌っ……嫌っ……、嫌っ……。
バレちゃうもん。

勘違いだったらいい、思い違いなはず、そう思って、ずっと逃げて気づかないふりしてた、胸の痛み。

刹那に、両腕を掴まれた沙油は、逃げる場所を失い、その視線を、受け入れるしかなくされた。
「……見ないで」
これが、沙油の精一杯。彼女らしくもなく、頬を淡くと、震わせて、その刹那にもたれた腕が、熱くと火照って…・・・

たまらず、きゅっと、瞳を閉じた。

「好きだ」
両手を掴まれた、その頭上、今、刹那の声が、落ちてきた。
その言葉の意味が、分からなくて、ゆっくりと、沙油は、瞼をあけた。

「お前が好きだ」
小さな、沙油の唇が、わなわなと震える。

「何…・・・言って」
思わず、顔をあげた沙油の唇に、刹那の温度が触れた。彼女の瞳が、大きく開く。

すぐに離れた、その距離から、刹那はもう一度、その言葉を口にした。
「さきが 好きだ」

聞き間違いじゃなければ、今……。




ずるい、こんなの反則。

ほんのわずかな、その隙間を、刹那は再び熱で埋めた。沙油の唇から、甘いくったくのない吐息が漏れる。
二人の熱が、一瞬のうちに、まじわった。
思考回路は、パンク寸前、そして、回線謝絶。
息する間も、惜しくてたまらない。その熱は、沙油へ、そう言っていた。

・・・・To Be Continued・・・・・
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Category: キャバ嬢の選択
Published on: Tue,  17 2014 13:17
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