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ペティキュアと悪魔 act 10

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓ くりくりと大きな悠莉の目は、その真正面にと座っている珂那汰を、信じられないと見つめている。
何秒たとうが珂那汰は、今しがた口にした台詞を覆すつもりはないらしい。

「な、何いっちゃってんの?」
そう、この台詞を悠莉は言いたかったはずだった。
だけども、口にしたのは、悠莉でなく、珂那汰の側へといる彼女の方。
珂那汰は、悠莉のくりくりとした瞳も、自分の横でわなわなと震える彼女の事も、おかまいなく、もう一度、さらりとその言葉を口にした。

「こいつは、俺の女」
間違いない、勘違いでもない。確かに珂那汰の視線は悠莉の方へとむけられており、その言葉の意味を悠莉だと言っていた。




……


悠莉の背中にかけられるのは、珂那汰の声。
意味が分からなく、状況についていけず、注文もしないままに、店を飛び出したのもつかの間。
先ほどから、悠莉の背中に、珂那汰の声がかけられている。

何度目かの声と同時、悠莉の肩へと珂那汰の手はかかっていた。

離して、そう言ってやろうと思っていたけれど、それさえも馬鹿らしく思えてしまった。
悠莉は珂那汰の手からするりと抜けると、再び歩き出す。
(何が彼女よ……。バカにして)
女の子を、自分のアクセサリーか何かと勘違いしてるんじゃないの?
だって、そうに決まってる。確かに、さっきの女の子も十分感じが悪かった。
けど、それはこの男も同じ。優しいところを見せたと思えば、簡単に嘘を吐く。

考えれば、考えるほど、悠莉のイライラは募っていく。
「おい」

再び肩に手をおかれてしまい、悠莉は我慢ができなくなってしまった。

「何よ! 何だって言うの?!」

街中での人ごみの中、振り返った悠莉の声は、そこらへんにと、響きわたった。
その悠莉の手を、逃がさないと珂那汰は握り締める。

「ちょっと!」
この手を離してっ! 思いながら、二人繋がれた掌をぶんぶんと振る。けれど、珂那汰の掌は今までで一番強くにぎられており、とても離してくれそうになかった。
「ねえ! ちょっとってば!」
悠莉だって負けてない。
こんな男なんて、もうお断り! めずらしくも、思わず癇癪をおこしてしまいそうな悠莉。

「ちょっと来い!」
「痛いってば!」
もう、こうなれば、悠莉と珂那汰の意地比べのようだった。
昼間の街中、繁華街、周りはギャラリーにあふれている。耳をふさいでも、茶かした声がきこえてきそうなこの空間もまっぴら。なのに、珂那汰は、痛いほどの力で悠莉の手を離そうとはしない。

通行人のど真ん中、人の視線の中心。
そこに今、二人はいる。そして、その波をつっきるように、珂那汰は悠莉の手をひっぱっていった。





「もう! 離してってば!」

もう何十回、悠莉はそう叫んだか、分からない所で、やっとと、その手は介抱された。
華奢な悠莉の手は、力強く、珂那汰に握り締められていたせいで、ひりひりと痛む。
「何なのよ!」
いい加減にして欲しい。
息だってあがった。強くひっぱられたせいで、人ごみの中を突っ切ったせいでもつれた足だって痛い。


「嘘つき! チャラ男! 」
もう何でもいいから、言ってやりたかった。振り回されてばかりの、この男に勝てるわけないと思いながらも。
何度人ごみの中、ぶつかったか、分からない。きっと、鏡なんてみれないくらいに、髪だってボサボサになってるはず。

何で、鏡の前に、何度だってたってしまったんだろう。なんで、クローゼットの中を、めちゃくちゃにしてしまったのだろう。

「あんたなんて、大嫌いっ!」




楽しみになんて、してなかった……。

「大嫌い……」

ドキドキなんて、してなかった。




あたしは バカだ……。


……To Be Continued…

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 ^^



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Category: ペティキュアと悪魔
Published on: Sun,  13 2014 22:28
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