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キャバ嬢の選択 act 26

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓ 菜さん……季菜さん……きさいさん……。

「季菜さんっ!」

たった今、呼ばれ、ハッとした季菜。
どうやら、心ここあらずだった季菜は、席をひとつ挟んでの、席に座っている操の存在に気づいたようだった。

「火」

そこに、口を挟んできた男の存在を、季菜は今更しる事になる。
右手に、タバコを持ち、どれほどまえから、そうしていたのか、季菜のライターが動くのをまっていたのは、新だった。
「ご、ごめん」

沙油が出て行って、まもなく、刹那はこの店から、彼女を追いかけ姿を消した。二人の事が心配だった季菜だったけれど、すぐ隣にいる男の存在を思い出し、いま、この結果にいたる。

いまさらだけれど、季菜には、新がなぜ、ここに来たのか分からない。
とっくに終わっている。むしろ、はじまってさえ、いないはず。
そんな事を、思いながら、新のタバコへと火を……。

「……っ」
季菜の手元から、ライターの火が消える。
顔を伏せた季菜のしぐさを不思議に思った操は、どうしたのかと問う。

パッと一瞬で消えてしまったライターの火のせいでもないが、季菜の頬は確かに淡くそまっている。

隣にいる新の事を、季菜は、今やっと意識しはじめていた。
平常心を保ちながらも、再び、季菜はライターの火をつける。
すると、その季菜の手の甲を、新の両手がやんわりと包み、そのタバコの先へと火をつけた。

べつに、めずらしくもなければ、こんなしぐさ、どこにだって転がってるような物。
なのに、季菜は新の目を見ることが出来ない。
違う。新が季菜から、目を離さないのだ。一秒たりとも。
季菜の反対側にと座っている操には、目もくれず、この席に、季菜が座った瞬間から、きっと新の視線は……。

「ご、ごめん。ちょっと」
いたたまれない、こんな場所。そう、季菜がたちあがる。
「駄目だ」
言葉と、ほぼ同時に、新の手は、季菜の手を掴んでいた。
一瞬で新と視線がかちあった。ここに居ろ。動くな。
何も言わずとも、新がそう言っているように季菜は感じた。ゆっくりとひかれるがままに、季菜は腰を落ち着かせる。

「あ、あの私ちょっと……」

二人の様子を、傍からみていた操は、気をつかってか、言葉のあと、さっそうと席をたってしまう。
勿論、それに新は気づいているはずだった。気づかないなんてありえない。
けれど、ほんの僅か前、季菜を呼び止めた手が、操に伸ばされることはなかった。

元々シンとした空気の席だったけれど、操が居なくなってしまい、それをもっとと、季菜は感じてしまう。

そんな季菜に、新は口を開く。
「嘘……」
突然の言葉に、季菜は首をかしげてしまう。
操が作った水割りに、口をつける。
でも、すぐに、新が何の事を意味さしているのかを、季菜は気づく。でも、気づいたからといって、なんと返事すればいいのかも分からない。
新の方を見てみれば、そこには、あの憎たらしい笑みがあった。
つっかかりそうになる季菜をみると、新はボーイにとサインを送る。

「あっ! ねえ! ちょっと……っ」
一体、この男は、何が言いたいのだろう。そう思う季菜に、とっくに新は背中をみせていた。
来ても、帰っても、この男は目を引いてしまう。そういう、男なんだ。嫌がおうでも、季菜はそれを感じてしまった。
そんな季菜を置き、さっそうと、新は店をでてしまう。その背中は、季菜が後を追うことを、まるでわかっているかのように。



「ねえ!待ってよっ」
高いヒールで、追いかけて、追いついた背中を、くしゃりと掴んだ季菜だけど、それ以上何をどういっていいのか分からない。

クラクラしてしまいそうになる。この男の側にいるだけで、その香を、さもまとっているかのような……。
誘惑の香に包まれる。でもそれを纏っていたいと思う季菜がいた。

新の声が、季菜の鼓膜に響いた。

「俺のモンになるか?」




……To Be Continued…

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Category: キャバ嬢の選択
Published on: Sun,  03 2014 16:07
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